2022年 10月 01日
実録!現役モル相関図
みなさん、こんにちは。
このようなものを、毎年更新しています。
しかし、これが一筋縄にはいきません。 なぜなら、お父さんになるモルモットの数が、限られているからです。
メスのモルモットと去勢をしたオスのモルモットは、一緒に暮らすことができます。 しかし、お父さんになることができるオスのモルモット同士が一緒に暮らすと、喧嘩をして、大怪我や死亡に至る可能性あるため、それぞれ個室でひとり暮らしをしてもらっています。 当園のスペースには限りがあるため、個室をたくさん作ることができません。 そのため、お父さんになることができるモルモットの数を制限した状況で、生まれた子どもたち、あるいはその孫の代までの繁殖の可能性も含めて、繁殖計画を考えねばなりません。 言葉で言うのは簡単なのですが、実はこれが至難の業です。 同時に考慮しなければいけないことが多く、このような状態が続きます。
今回のブログでは、これまで明かされてこなかった(※特に、明かさなかった理由はありません)当園の現役モルモットたちの相関図を、ご紹介致します。
現在当園で暮らすモルモットのうち、現役モルモット(5歳未満。イベントに参加をする可能性があるモルモット)は、55頭。
※ちなみに5歳以上のモルモットたちは、老モルハウスと呼ばれる別の場所で、出勤もなく、リタイア生活をゆったりと過ごします。
当園ではなるべく繁殖を重ね、モルモットの個体数を維持するようにしております。
新規導入個体と書かれている個体は、他の場所から引越をしてきたモルモットたちです。
また、親が「?」となっているものは、お母さんが引越をしてきた際、赤ちゃんがお腹の中にいた状態だったものです(父親不明)。
さらには、汗と涙の結晶(?)である繁殖計画の通りに、繁殖が進むわけではありません。
生まれてくる赤ちゃんの数が少なかったり、妊娠しなかったりする場合もあります。
モルモットたちの福祉を考える上で、個体数の管理は非常に初歩的なことですが、同時に、一頭一頭に適切な環境を整える上で、非常に重要なことでもあります。
これからもモルモットたちにとって、より良い生活環境を構築していくために、多方面からできることをひとつひとつ積み重ねていきたいと思います。
モルモット担当 のだ
企画広報担当(専門:個体群管理) とみさわ
by omutazoo
| 2022-10-01 09:00
| 動物