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皆さんこんにちは。
だんだん暖かくなってきましたね。
暖かくなってくると虫たちの活動も活発になります。
ここ大牟田市動物園からも虫の音が…。
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名前はフタホシコオロギ。
熱帯から亜熱帯に分布するコオロギです。
背中の白い2つの模様が星のようでなんともおしゃれ。

実はこのコオロギ、とある昆虫館の方から動物たちに、と大量にいただきました。
コオロギは良質なタンパク質が摂れる魅力的な虫です。
コオロギが脱走しないように気を付けながら、動物たちにプレゼントしました!
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手を使って食べるフサオマキザルのジュウゴロウ。

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ツキノワグマのツッキーも気に入ったようです。
野生のツキノワグマは虫もよく食べるんですよ。

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ホンドギツネのわらびも興奮した様子で、鼻を使ってワラに隠れたコオロギを探し出します。
以前プレゼントしたミルワーム(チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫)は見向きもしなかったのに!

一方で、
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インドクジャクは大喜び!と思ったら…つつくだけ…。

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エミューも1回つつくだけ…。

野生では虫を食べる動物も、動物園ではなかなか虫を用意できず、ドックフードなどを代わりに使うこともしばしばあります。
また、動物にも個性があり好みも様々です。
日ごろ食べ慣れていない食べ物をプレゼントすることは、単調になりがちな動物園の動物にとって、とっても良い刺激になります。
さらに、飼育員にとっても個体ごとの好みを知るよいきっかけになります。

昆虫館の方とコオロギたちに感謝しつつ、これからも、できる限り野生で食べている食べ物を用意して、動物たちの本来の生活に近づける努力を続けていきます。

ライオン班
ばん

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by omutazoo | 2017-03-30 15:43 | 動物 | Trackback | Comments(0)

動物園の『助っ人』

最近大牟田市動物園にて行われた、2組の強力な助っ人との交流について紹介したいと思います!

まず1組目は宮崎市フェニックス自然動物園の飼育員の方々です!
6月のある日、大牟田市動物園を訪れて頂いた際、当園の飼育員と共に園内を回りながらお互いに意見交換を行い、飼育についてのアドバイスをたくさん頂きました。

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この日の夜には、宮崎市フェニックス自然動物園で行われている、チンパンジーやオランウータンの素晴らしい環境エンリッチメントについて紹介していただきました。
環境エンリッチメントとは『動物の飼育環境をよりよくするための具体的な取り組み』です。

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チンパンジーやオランウータンがより良い暮らしができるように、たくさんの工夫とアイディアに溢れていました。
「チンパンジーやオランウータン?大牟田にはいないじゃん!」
と言う声が聞こえてきそうです。たしかに、現在当園ではこの2種を飼育していません。
しかし!動物のくらしをより良くするにはどんなことが出来るのか、どうすれば動物を魅力的に見せることができるのかということは、動物や動物園の種類を超えて共有することができます。
なので、このように動物園同士が仲良くなることはとても大切なことなのです!


2組目はSHAPE-Japanの方々です。
SHAPE-Japanとは、世界中の飼育動物の飼育環境の改善に取り組むために設立された国際団体の日本支部です(詳しくはSHAPE-Japan の公式HPをご参照ください!http://www.enrichment-jp.org/)。

つい先日、SHAPE-Japanの方々に当園の飼育員向け講義を3名それぞれ3つも!行って頂きました!

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普段は椅子に座ると眠くなる私たちですが、この時ばかりは真剣に聞き入っていました。
動物を飼育するには環境エンリッチメントが必ず必要で、しかも科学的に行われなければならないこと、実際に起きた事故の話、トレーニングをどうやって科学的に分析するか、ちょっとした工夫でできるエンリッチメントの事例紹介などなど…環境エンリッチメントには教育効果があったり、研究にもなったり、そして見る人も楽しめたりと、いいことがたくさんあることをみっちり教わり、盛りだくさんの内容でした。

当園では科学に基づいた飼育管理を掲げています。
当園でももっと環境エンリッチメントを取り入れ、科学的に行っていけるようにしていきたいと強く感じました。


今回は2組の『助っ人』を紹介させて頂きましたが、これからも園を超えて交流を深め、動物1頭1頭のくらしをより良く、動物園をより良くしていきたいと思います!
どんどん良い方向に変わっていく大牟田市動物園にぜひ遊びにきてください!


ライオン班:ばん


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by omutazoo | 2015-06-20 18:12 | Trackback | Comments(1)

動物園のスタッフ達の日常をあれやこれや、、、


by omutazoo