前回カピバラを土に埋めてから、いつのまにか、かなりの時間が経っていました。
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いつ埋めたのか、正確な時期も定かではありません。確か一昨年の秋か冬だったような…?
とにかく、十分な時間が経っているには違いありません。
さあ、発掘です!
埋めた時に、目印になるよう、埋めた場所には棒を立てていました。
とりあえず、棒の右側から掘ってみることにしました。
しかし掘っても掘っても、何も出ません。
あれ?じゃあ左側を掘るか、と掘っていきますが、やっぱり何も出てきません。
本当にここであっているのか…。
疑念が湧いてきたその時、
一気にテンションが上がります。
まず出てきたのは胸椎が2本。
掘っていた勢いそのまま、シャベルでガッとやってしまうところでした。ギリギリセーフ!
ここからは丁寧に掘れるよう、手とスコップの作業に切り替えます。
次に肋骨、そして肩甲骨。
ちなみに参考として。
下の画像は、カピバラと同じネズミの仲間モルモットのレントゲン画像です。
胸椎というのは、背骨の中でも胸部にあたる部分の骨を指します。掘り出した胸椎もレントゲン画像と同じように、背中側に突起が長く伸びているのがわかると思います。肋骨は、いわゆるあばら骨ですね。肩甲骨はその名の通り、肩の骨です。
なんとなく体の向きがわかったので、掘る場所の検討が付けられるようになりました。
あれが出た、これが出た、と話しながら、土を取り除いていきます。
恐竜の発掘作業もこんな感じだろうかと、ささやかなロマンを感じます。
さて、全部掘り出しましたが、骨が数個足りません。
細々した指や関節の骨も、いくつかなくなっている可能性があります。
想定以上に骨の配置は崩れてバラバラになってしまうのだという学びを得て、次回は洗濯ネットに入れたり、場所を正確に記録したりしようと思いました。
とりあえず全身発掘完了しました!
つづく。
にしむら