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鳥の趾

こんにちは!
獣医の川瀬です。
前回ぼくが担当した時は哺乳類の脚のつき方について書きましたね。
今回は鳥の趾について書きます。

「趾」なんて読むのか分かりますか?

「趾(あしゆび)」と呼びます。
鳥のあしの指の事です。この形、鳥の種類によって少し違います。


多くの鳥たちは前に3本、後に1本の形をとります。
当園のバードゲージにいる鳥たちも多くはこの形です。
この趾の形は三前趾足(さんぜんしそく)と言います。木をつかむのに便利です。
身近なカラス、スズメ、ハトたちもこの形です。

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また早く走る為に進化したエミューなんかは後の一本が退化して無くなっていて、前三本のみとなっています。

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ここから少し違うやつらを紹介いたします。
インコやオウムたちの趾を良く見た事ありますか?
彼らの趾は前に2本、後に二本の形をとっています。
この形は対趾足(たいしそく)と呼ばれています。

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またフクロウの趾は少し特殊です。
木をつかむ時は対趾足の形ですが、平坦な所にいたりすると三前趾足の形をとります。
すごいよね!この形は可変対趾足(かへんたいしそく)と言います。

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それぞれの生活環境に適した形になっているのです。
水辺の鳥たちには水かきがついてたり、ある種では全趾前を向いていたりします。

小さなポイントだけどどんな動物にも違いはあるのです。そんな違いを動物園に探しに来てはいかがでしょうか。


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by omutazoo | 2015-07-10 17:50

大牟田市動物園のスタッフが、日々のさまざまなことをお伝えします!


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