2017年 10月 04日
ヤクシカZOOプロジェクト 第3弾!
もうおなじみ?のこのロゴ↓

害獣として駆除されたヤクシカの命をできる限り有効に活用するためのヤクシカZOOプロジェクト!
前回はライオンとトラにヤクシカを「丸ごと」あげるお話でしたが、第3弾となる今回はキツネとハクビシンにヤクシカの「皮」と「肢」をあげるお話です!

前回はライオンとトラにヤクシカを「丸ごと」あげるお話でしたが、第3弾となる今回はキツネとハクビシンにヤクシカの「皮」と「肢」をあげるお話です!
飲み込んだ時に喉に詰まらせる危険も考えて、ある程度の大きさ、30㎝四方に切って、あげてみました。
まずはキツネの「わらび」
恐る恐るではありましたが、すぐに近づき、くわえてうろうろ…
しばらくして、食べ始めました。
しばらくして、食べ始めました。

初めは、弾力があり、なかなか噛み切れずに苦戦していましたが、それが皮のいいところでもあります。
「わらび」は前肢でしっかりと押さえ、奥歯で少しずつ小さく噛みちぎって食べています。
「わらび」は前肢でしっかりと押さえ、奥歯で少しずつ小さく噛みちぎって食べています。


刺激が少なく、退屈になりがちな、動物園での暮らし。
それを少しでも改善する取り組みの一つとして、ご飯を食べることに時間をかけてもらうということは実はとても大事なことなのです。
野生では自分で噛みちぎりながら食べるということが当たり前。そうすることで、顎や首など、様々な筋肉を鍛えられます。
また、消化できない大半の毛は糞と一緒に出て来るため、適度に毛も食べることで、お腹の調子を整えることができると言われています。
シカの肢はというと…

以前、シカの「骨」をあげた時にはあまり興味を示さなかったので、もしかして今回も…?と少し心配でしたが、
皮と同様に、前肢でしっかりと押さえ、ガリガリ噛んでいました!
皮と同様に、前肢でしっかりと押さえ、ガリガリ噛んでいました!
次の日に見に行くと、なんと、完食したようでした!
「わらび」はとても気に入ってくれたようなので定期的に、「ハッチ」は反応はいまいちでしたが、もう少し小さく切ってみたり、あげ方の工夫をしてみたいと思います。
ライオン班担当:さいとう
by omutazoo
| 2017-10-04 17:35
| 動物