2018年 10月 02日
動物園に関する法律について学びました!
みなさん、こんにちは!

熱心に聞き入る参加者のみなさん 当園職員も学ばせていただきました。

とてもいい声で、分かりやすくお話をしてくださる諸坂先生
暑かった日が嘘のように、だんだんと肌寒くなってきましたが
お変わりありませんか?
9月29日(土)の台風が迫り雨が降る中、当園では神奈川大学の諸坂 佐利先生をお迎えして、
動物園や動物園の動物に関する法律について楽しく学ぶイベントを開催しました。
諸坂先生は動物園や野生動物に関連するさまざまな基本構想や条例の策定に関わられ、
大牟田市動物園も所属する日本動物園水族館協会の顧問もされています。


「動物園」って何?というところから始まり、
日本には「動物」のことを第一に考えた法律はないということ、
海外では動物に関するどのような法律があるのか、
「動物福祉」とは一体なんなのか、
動物愛護と動物福祉はどう違うのか、
そして今後日本ではどのような法整備が必要とされているのか、
といったお話をしてくださいました。
こうして字で書いてみると、とても難解な、
よく分からないお話をされたのだろうと思われるかもしれませんが、
諸坂先生の手にかかるとするすると理解が進んでいき、
参加者の誰もが幾度となく心の中でそうだったのか!と思われたことでしょう。
特に印象的だったのは、「動物愛護と動物福祉は違う」という点です。
諸坂先生はこのようにご説明されました。
「愛護」とは、人が対象物に対する主観的・感情的(非科学的)行動
「福祉」とは、人が対象物に対する客観的・医学的(科学的)行動
当園は、「動物福祉を伝える動物園」として、これからも
ぶれることなく、科学的根拠に基づく活動を行っていきたいと思います。
最後に、大変お忙しい中、当園にお越しくださいました諸坂先生、
そしてお足元の悪い中ご来場くださいましたみなさまに
改めまして心よりお礼を申し上げます。
今後もこのような機会を重ね、動物園や動物を取り巻く法制度や
法律に関する理解を深めるきっかけを作っていきたいと思います。
広報担当 とみさわ
by omutazoo
| 2018-10-02 12:20
| イベント