2021年 02月 07日
動物たちの食べ物の話
こんにちは。ばばです。
だんだんと温かくなってきましたね!
今回が私にとって初めてのブログです。
担当している動物たちの食べ物について書きたいと思います。
というのも、食べ物を調餌場(食べ物の準備をするところ)から動物たちの元へと運んでいると、「それは誰のごはんですか?」と聞かれることがよくあるのです。
今回は、私の担当等物の中でも特徴的な『カンガルー』と『レッサーパンダ』の食べ物をご紹介します。
○カンガルー
当園では、キャベツ・ニンジン・サツマイモの野菜類、ZC(草食動物用のペレット)、チモシー(乾草)をあげています。
キャベツは一口大の大きさに切り、
サツマイモとニンジンは、薄くスライスします。
このようにカットをしているのは、『カンガルー病』という病気を予防するためです。
カンガルー病は、あごの骨が腫れる病気で、歯周病や口の中にできた傷などが化膿することが、その原因と言われています。
○レッサーパンダ
当園では、竹の葉、ペレット(葉を食べる動物用)、リンゴを与えています。
レッサーパンダの主食は竹の葉です。常に竹の葉を食べられる状態にしています。
リンゴは、食べ物を探す行動を引き出すよう、展示場の色々なところに置く他、ハズバンダリートレーニングに用いています。
このように動物種によって(個体によって)、食べ物の内容や切り方、あげ方を工夫しています。
野生下で行われているさまざまな行動を引き出せるよう、動物園で準備ができる食べ物の中で、なるべく野生の食性に近いものを選んでいます。
動物たちが何を食べているのか、是非飼育員に聞いてみて下さい!
担当:ばば
by omutazoo
| 2021-02-07 15:36
| 大牟田市動物園