2022年 01月 31日
オオヅルのおりゅうさん
皆さん、こんにちは。
もう1月も終わりですね。
今回は当園で飼育しているオオヅル、「おりゅう」について紹介します。
はじめに、オオヅルという種についてご説明します。
オオヅルは、インドから東南アジアにかけて生息するツルで、ツル科の中では最大の種です。
ツルの仲間は、果実や種子など植物食強めの雑食なのですが、オオヅルは種子や果実よりも魚やカエルなどの両生類を好んで食べ、他のツルと比べ、動物食強めの雑食です。
次に、当園で飼育しているオオヅルの「おりゅう」について、紹介します。
正確な生年月日は分かっていませんが、1984年に来園し、推定38歳以上とされています。
私よりも確実に年上です。もしかしたら倍近く離れているかもしれません(ここからは「おりゅう」を「おりゅうさん」と呼びます)。
おりゅうさんは少し気難しい性格で、私が担当になった直後は、よくつつかれたりしていました。
興奮すると翼を広げ、舞うように跳び回ります。近くで舞われると今でも少し怖いです(笑)。
圧ぺんコーンと魚のアジが大好きで、用意すると真っ先に食べに来ます。
あまり鳴くことはありませんが、鳴く時には、当園のどの動物よりも大きな声で鳴きます。
おりゅうさんが鳴いている時には、是非聞いてみてください。
以上、今回はオオヅルの「おりゅうさん」についてのお話でした。
最後に神々しいおりゅうさんをご覧ください。
現在、鳥インフルエンザ対策として、おりゅうさんの展示場周囲には、防鳥ネットや人止め柵を設置しています。
また、新型コロナウイルスの拡散防止のため、園内のイベントは全て中止していますが、開園は通常通り致しておりますので、是非「おりゅうさん」に会いに来てください。
トリ担当:もとひろ