2022年 04月 03日
国際アザラシの日スペシャルイベント2022
皆さんこんにちは。
ひと雨ごとに春の色が濃さを増すこの頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
園内は桜が満開となり、春の訪れをひしひしと感じます。

今回のブログは、当園で行われた国際アザラシの日スペシャルイベントについてです。
イベントは3月20日に実施しましたが、実際の国際アザラシの日は3月22日です。
この日は、アザラシについての知識や、生息環境に理解を深め、保護などを促進するために作られました。
国際アザラシの日スペシャルイベントでは、ガイド、ゲームコーナー、募金コーナーをご用意しました。
実は、今回イベントを行う上で、密かに掲げていたテーマがあります。
それは…
再利用 です。
ガイドの中でも資源ごみの再利用についてお話をすることにしていたため、イベントのテーマをこれにしました。
まず、イベントで再利用したものがいくつかありますので、それをご紹介したいと思います。
まずはこちらです。↓

【フォトスポット】としてご用意したフォトフレームです。
こちらは昨年冬に実施したイベントで使用したものをリメイクしました。
次にこちらです。↓
ガイド後にお客様に楽しんで頂いた【輪投げゲームコーナー】です。
輪投げに成功し、クイズに正解された方には、手作りしおりをプレゼントしました。
輪投げの輪は、消防署さんから頂いた消防ホースで作りました。
ありがとうございます。
当園ではフィーダー(食べ物を入れる入れ物)やハンモックなど、様々なものに消防ホースを使用させて頂いております。
そして、輪投げの板も再利用したものです。
昨年のアザラシの日のゲームコーナーで使用した板をリメイクし、輪投げの板にしました。
クイズは、的ごとに違う内容をご用意しました。
自由にご回答頂くもの、選択肢からお選び頂くもの、中には、選択肢が両方とも正解などといった、ひっかけ問題もありました。
ガイドに途中からご参加いただいた方でも楽しんで頂けるように、選択問題を多くしました。
しかし、クイズの内容より輪投げが絶妙に難しかったとお客様が仰っている声が、何度も聞かれました…。
↓後日実際にいわした飼育員にチャレンジしてもらった時の写真

前のめりになってもなかなか輪が入らない程の難易度の高さでした。
この消防ホースで作った輪も、リメイクして別のことに使用しようと思います。
そして、こちらが輪投げのクイズに正解した方にプレゼントをさせて頂いた、20枚限定手作りのしおりです。
輪投げが難しいと、なかなか減らないかと心配もしていましたが、無事に全てお持ち帰り頂けました!
募金コーナーでご協力いただいた募金は、昨年に続き野生のアザラシを保護し、野生復帰させる活動をしている
北海道紋別市にある【オホーツクとっかりセンター】という施設に寄付をさせて頂きました。
募金にご協力を賜りましたみなさま、ありがとうございました。
イベント当日は天候にも恵まれ、数えきれないほど多くのお客様にご参加頂きました。
今回のガイドでは、このような内容についてお話をしました。
・アザラシについて
・海に関する環境問題(海洋汚染)について
・プラスチックごみについて
・私たちがアザラシを含む海に棲む生き物にできることについて
こんなにも多くのお客様の前でお話をさせて頂く機会がこれまでになかったため、非常に緊張しましたが、最後までたくさんのお客様に聞いて頂くことができました!
改めまして、イベントにご参加いただいたお客様、募金活動にご協力いただいたお客様、本当にありがとうございました。
今回のイベントを通して少しでもアザラシに興味をもって頂くだけでなく、さらに欲を言えばアザラシの生息地である海が現在どのような深刻な環境問題にさらされているのか、海やそこで暮らす生き物のために何ができるのかなど、少しでも考えて頂けるきっかけになったなら嬉しいです。

↑昼寝をしているオー(手前)とムー
アザラシ担当:ますざわ