2023年 01月 16日
ポンちゃんにプレゼント
みなさん、こんにちは。
新しい年を迎え、お正月から多くのお客様にご来園を頂きました。
ありがとうございます!
今回のブログでは、年末にアムールヒョウ舎で行った取り組みについて、ご紹介します。
今回のブログでは、年末にアムールヒョウ舎で行った取り組みについて、ご紹介します。
アムールヒョウは、野生ではロシア沿岸地方南部の森に生息しており、木に登る特性があります。
当園のアムールヒョウのポンも、高いところを好み、日中ヒョウ舎の前を通ると、高確率で高い場所におり、そこから飼育員やお客様の動きを観察していたり、ぐっすり眠っていたりするところが見られます。
そんなポンが暮らすヒョウ舎には、高いところを選べるように、また、高いところへ行けるように、長い丸太や飼育員特製のやぐらが設置されています。
この2箇所は、使用しているところを特に多く見かけます。
そこで今回、今までとは違う場所に高いところを作るべく、新たに丸太を設置しました。
使用した丸太は、大牟田市や近隣の市にある複数の工務店さんが運営されているイエノワプロジェクト様より頂きました。
イエノワプロジェクト様、ありがとうございます!
この丸太は、長さが 3mもあり、ずっしりとした重さがあったため、柱として使用することにしました。
4人がかりでも持ち上げることが難しく、古い丸太を下に置いて、転がしながら運びました。
柱を固定するために、ドリルで穴を開けます。
そして…立ちました!
さらにこの立てた柱とやぐらをつなぐ丸太を設置して、このような一本橋が完成しました!
この一本橋は、上で横たわり、足をだらーんと垂らして休息を取ってもらったり、バランスを取りながら渡ってもらったりすることを期待して、設置しました。
さっそく設置後にごはんを置いておいたところ、ポンちゃんは、やぐらの方からこの橋を渡って、ごはんを食べたようでした。
この時は、その瞬間を見ることができなかったため、後日観察をしていると…
しっかりとバランスを取りながら、丸太を渡り、ごはんをゲットしていました。
帰りも橋の上で回ってやぐらのほうへ戻っていました。
その様子を動画でもご覧ください。
観察していると、この他にも、背伸びをするだけでも届く位置にある、低めの丸太にもジャンプしていたり、ごはんを探して細い木に登ったりする姿が見られました。
冬の時期は、寒いところに棲むアムールヒョウのポンには、ちょうど良い季節です。
一日を通してお外にいる時間が長い時期でもありますので、ぜひポンを観察しにいらしてください。
これからもアムールヒョウの特性を引き出すことのできる環境づくりに、取り組んでいきたいと思います!
アムールヒョウ担当:こが
by omutazoo
| 2023-01-16 18:50