今回はマンドリルのお話です!

色鮮やかな顔が特徴のマンドリル。
野生では、アフリカの熱帯雨林に住んでいます。
そこには、たくさんの木が生い茂っていて、マンドリルはいろんな種類の植物を食べて生活しています。

そこで、大牟田市動物園の3頭、ガブ・リル・ルルたちに少しでも野生に近い環境を!ということで、昨日の休園日、マンドリルの展示場に花壇を作成しました。
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130㎝×180㎝の大きめのサイズです。

組み立てから、砂入れまでマンドリル担当者で行いました。 
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マンドリル舎は古く狭い建物で、一輪車では運べないので、バケツを使って担当者3人で何往復もして砂を運び入れました!
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マンドリル舎に、このような花壇を設置したのは初めてで、マンドリルにとっては土も初めてのものです。砂場としても利用してもらえるように作成しました。

今回はトウネズミモチ、イヌビワ、ヒサカキの枝を花壇に植えてみました。
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どのような反応をするか、担当者もいろいろ想像しながら作成しましたが、リル・ルルは全く触ることはありませんでした。初めてということで、警戒していたのかもしれません。今後、少しずつ慣れてもらえればと思います。

ガブは、最初は見るだけで触ろうとはしませんでしたが、時間が経つと、花壇に植えた葉っぱを食べていました。

           花壇に植えた葉を見つめるガブ
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           トウネズミモチの葉を食べるガブ
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11月にあるサポーターイベントでは、サポーターの皆さんと一緒に、この花壇に木の枝や苗木を植える予定です。
自分が植えた葉を食べてくれるか、どのような行動をするか、想像しながら行う、楽しいイベントとなると思います。
また、マンドリルの魅力に気づくきっかけになってもらえれば嬉しいです。
ご参加お待ちしています!

イベント詳細については、こちらをご覧ください
(新規にサポーターになってくださった方もご参加頂けます)。




担当:のだりさ

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# by omutazoo | 2018-10-10 16:37 | 動物

もうすぐ…

昨日、大きな箱の搬入がありました。
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重さは約200㎏!
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業者の方に安全かつより簡単に運ぶ方法を教えて頂き、とある場所に運びます。
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(この先の急な坂は4人がかりでヒーヒー言いながら運びました)



とある場所とは…
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ユキヒョウの「スピカ」のところです。
この大きな箱は熊本市動植物園から一時避難という形で大牟田に来たスピカが、熊本に帰るときに入ってもらう輸送箱です。

スピカは今月、熊本に帰る予定です。
自分から入ってもらえるように練習しておくことで、スピカにかかる負担を少しでも軽減し、より安全に帰れるように、今年の3月から輸送箱に繋がる通路を移動する練習を行ってきました。
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スムーズな移動が可能になったので、いよいよ輸送箱に入る練習です!


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(設置の間、落ち着いた様子のスピカ)
輸送箱を設置して初めて通路移動練習を行いましたが、警戒する様子はほとんどなく、1度自分から輸送箱に入ってくれました。
帰る予定の日まで、残りわずかですが、無理のない範囲で慎重に練習を進めていきます!
そして、スピカが少しでも快適に過ごせるように取り組んでいきます!
10月21日(日)にお別れイベント「スピでね!」、その後にはユキヒョウの研究者の方や熊本市動植物園の方をお招きして、おはなし会を行います。
ぜひお越しください!
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ライオン班:さいとう

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# by omutazoo | 2018-10-06 14:29 | 動物
みなさん、こんにちは!
暑かった日が嘘のように、だんだんと肌寒くなってきましたが
お変わりありませんか?

9月29日(土)の台風が迫り雨が降る中、当園では神奈川大学の諸坂 佐利先生をお迎えして、
動物園や動物園の動物に関する法律について楽しく学ぶイベントを開催しました。

諸坂先生は動物園や野生動物に関連するさまざまな基本構想や条例の策定に関わられ、
大牟田市動物園も所属する日本動物園水族館協会の顧問もされています。
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熱心に聞き入る参加者のみなさん
当園職員も学ばせていただきました。

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とてもいい声で、分かりやすくお話をしてくださる諸坂先生


「動物園」って何?というところから始まり、
日本には「動物」のことを第一に考えた法律はないということ、
海外では動物に関するどのような法律があるのか、
「動物福祉」とは一体なんなのか、
動物愛護と動物福祉はどう違うのか、
そして今後日本ではどのような法整備が必要とされているのか、
といったお話をしてくださいました。

こうして字で書いてみると、とても難解な、
よく分からないお話をされたのだろうと思われるかもしれませんが、
諸坂先生の手にかかるとするすると理解が進んでいき、
参加者の誰もが幾度となく心の中でそうだったのか!と思われたことでしょう。

特に印象的だったのは、「動物愛護と動物福祉は違う」という点です。
諸坂先生はこのようにご説明されました。
「愛護」とは、人が対象物に対する主観的・感情的(非科学的)行動
「福祉」とは、人が対象物に対する客観的・医学的(科学的)行動

当園は、「動物福祉を伝える動物園」として、これからも
ぶれることなく、科学的根拠に基づく活動を行っていきたいと思います。


最後に、大変お忙しい中、当園にお越しくださいました諸坂先生、
そしてお足元の悪い中ご来場くださいましたみなさまに
改めまして心よりお礼を申し上げます。
今後もこのような機会を重ね、動物園や動物を取り巻く法制度や
法律に関する理解を深めるきっかけを作っていきたいと思います。


広報担当 とみさわ

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# by omutazoo | 2018-10-02 12:20 | イベント
レッサーパンダ担当の小野です!
最近は昼夜の気温差が大きくなり、肌寒さも感じるようになりました。
皆さんも体調を崩さないようにお気をつけくださいね!

さて、今回は9月15日(土)に行った “国際レッサーパンダデー” の
イベントについて書きたいと思います!

※このイベントについては、9月9日に更新したブログでも紹介していました。


イベント当日は天気も良く、たくさんのお客様にご来園いただきました。

はじめにレッサーパンダについてのガイドを行い、しっかり観察をしていただいた後、

ガイド中にご覧頂いたレッサーパンダを思い出しながら、

レッサーパンダの形をした木の板にペンキで色塗りをしていただきました!

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尻尾はどんな色だったかな?

顔はどんな色だったかな?などと考えながらペンキをぬりぬり。

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毎日見ていても、意識して見ていないと

「なかなか思い出せないなぁ・・・。」ってこと、よくありますよね?

例えばコンビニのマークだったり、久しぶりに通った道に新しい建物が建っていて

「ここには前なにがあったっけ?」とか!

思い出せないときは、本物のレッサーパンダがすぐ近くにいるので、

見に行って確認してから色を塗るなんてこともありました。

じっくりと動物を観察する機会はなかなかないと思いますので、

新たな発見があったのではないでしょうか?

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そして完成したものを、イベント用に作った看板に設置!

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少々独創的な色使いのものもありますが、みなさんが頑張って塗ってくれたものなので、

飼育員は一切手出しをせずに、そのまま設置!

あじが出ていていいと思います!


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完成!!


そして最後には、『Red Panda Network』への募金活動も行いました。

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募金にご協力いただいた方には、ノベルティとして特製缶バッジをプレゼントしました!

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この日集まった金額は、17,645円でした

ご協力くださいましたみなさま、ありがとうございました!!

このお金は責任をもって全額送付をさせていただきました。

領収書が届きましたら、ホームページや公式フェイスブックで

改めてご報告をさせていただきます。



最後に、『Red Panda Neetwork』について少し紹介をしたいと思います。

この団体は、レッサーパンダの生息地における保全活動や近隣住民への

教育活動を行っています。

また、関連機関によるTシャツ等のオンライン販売も行われており、

売上の一部が『Red Panda Neetwork』の活動資金として寄付されます

このTシャツが、かわいくておしゃれなのです!!

当園では、レッサーパンダ担当者2名と広報担当者がそれぞれ1枚ずつ、購入。

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はしゃいで写真を撮ってみました(ちょっと遠いので、Tシャツが見えにくいかも

しれません。白い服の方は、たまたまこの日に遊びにきていた某動物園の飼育員さんです)。

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普段着としても使えるデザインですし、募金にもなる。

まさに一挙両得ですね!!

寄付をするという形で、どなたでも動物の保全活動に参加することができます。

現地に行って、直接活動を行うことだけが保全活動ではありませんし、

寄付だけが保全というわけでもありません。

いろいろな形での支援が可能ですし、なにより知ること、関心を持つことが

一番大事だと思います。

こういったイベントが、より深く動物を知るきっかけになればと思います。

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以上、国際レッサーパンダデーのイベントについてのご報告でした!



P.S.
現在、レッサーパンダの「まい」が6月に出産した子どもの名前を決める

投票を行っています(10月5日締切)。

4つの候補の中から、最も多くの票を得た名前になります。

園内(出口横に投票箱があります)及びオンラインにて受け付けております。

是非投票してくださいね!



レッサーパンダ担当:おの


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# by omutazoo | 2018-09-30 11:54 | 取り組み
こんにちは、獣医師のかわせです。
最近は少し涼しくなり、過ごしやすくなってきましたね。
今年の夏はいかがお過ごしだったでしょうか?
夏は多くの学会や研究会が開かれる季節です。

私も7-9月にかけて、
野生動物保全繁殖研究会大会、日本野生動物医学会大会、日本獣医学会学術集会に参加、発表してきました。
それぞれ演題は
「飼育下雌ライオンにおける血中プロジェステロン濃度と腟粘膜上皮細胞像の変化を指標とした発情周期の低侵襲的モニタリング」
「飼育下キリンにおける変形性関節症の経過報告とモニタリングについて」
「性腺刺激ホルモン放出ホルモンワクチンを用いた飼育下雌ライオンの避妊について」
を報告してきました。
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それぞれの要旨集(まとめが書いてある本)です




動物園の役割の一つに「調査・研究」があげられます。
こういった研究会や学会で当園の取り組みについて発表することで、多くの関係者の皆様方から意見を頂くことが出来ます。
その逆に、他の皆様方の取り組みを聞くことで、当園でも応用可能な技術や知識を得ることが出来ます。
こういったことの積み重ねで、当園を含めた、動物園全体でのより良い飼育管理へと繋がっていくものと思います。
今後もこういった取り組みを続けていき、飼育動物たちの幸せを目指していきたいです。
かわせ

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# by omutazoo | 2018-09-28 11:31