先月になりますが、毎年恒例の大学生の学外実習を行いました。

東海大学農学部応用動物科学科の2年生80名が、動物の行動観察演習を目的に、
ライオン、キリン、レッサーパンダの行動観察を行いました。

エンリッチメント(エサをフィーダーに入れたり、隠したり)を行った時と、行わないときでの採食行動の比較をするため、
まず午前中は、エンリッチメントを行わずにまとめてエサを給餌し、その様子を30分間観察しました。
当園では通常はフィーダーなどを用いて給餌している為、動物たちはあっという間に食べ終わり、その後どこか物足りなさそうな様子も見せていました。

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その後、午後には、学生さん達に展示場に入ってもらい、餌を隠してもらいました。

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そして、隠し終わったら、行動観察です。

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今度は、餌を探して色々な行動を取る様子を観察することが出来ました。
終了後、学生さん達から一日を通してとても楽しく有意義だったとの感想をもらいました。

このように、大牟田市動物園は、教育施設として大学生の実習場所としても活用されています。

東海大学のInstagramはこちら!学科の情報や素敵な写真がたくさん載っていますので、是非ご覧ください。



どうぶつびょういん きむら






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# by omutazoo | 2018-06-19 15:43

子育て頑張っています!

先月26日にマンドリルのルルが1歳の誕生日を迎えました。

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↑生後1日
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↑生後1ヶ月
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↑生後半年
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↑生後10ヶ月
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↑現在

これからもルルの成長を暖かく見守っていただけると嬉しいです。

担当:えざき

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# by omutazoo | 2018-06-16 16:05 | 動物
※このブログにはイノシシの屠体の画像が含まれます。あらかじめご了承のうえご覧ください。


皆さんこんにちは!
ライオン班の伴です。
今回のブログはちょっと長めですが、動物園が様々な機関や人々と繋がって、新たな領域を開拓する興味深い内容となっていますので、是非最後までお付き合いください。

以前このブログで紹介した獣害駆除されたシカを動物園のライオンたちに与え、より活き活きとした生活が送れるようにするための試み、「ヤクシカZOOプロジェクト」を覚えていますか?

・ヤクシカZOOプロジェクトの過去のブログ
ライオンたちとシカの骨
http://omutazoo.exblog.jp/26914168/
ヤクシカZOOプロジェクト 第2弾!
http://omutazoo.exblog.jp/27374281/
ヤクシカZOOプロジェクト 第3弾!
http://omutazoo.exblog.jp/27833538/


獣害問題はとても深刻で、特に福岡県は単位面積当たりの被害額がワースト1位になるほどです。
そこで、ヤクシカZOOプロジェクトをより発展させていくために、新たな団体を作りました。
その名も・・・
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非営利団体「Wild meǽt Zoo」(ワイルド ミート ズー)!!


団体名には「野生(wild)と動物園(zoo)が獣肉(meat)を通じて出会い(meet)動物園の新しい価値を創造しながら地域とつながってゆく。」との想いが込められています。



さてさて、今回はこの「Wild meǽt Zoo」に関連したお話です。

6月4日午前。
九州大学リーディング大学院「持続可能な社会を拓く決断科学プログラム」のセミナー「ヤクシカZOOプロジェクトからWild meǽt Zooへ ~地域における獣害問題と動物園の動物福祉をつなぐ新たな実践活動~」に参加しました。
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低温殺菌処理について説明する細谷先生。

ここでは、Wild meǽt Zooの理事でもある九州大学の細谷先生からのレクチャーの後、大学院生たちと活発な討論が行われました。



6月4日午後。
イノシシやシカなどの食肉処理加工を行っている「浮嶽くじらセンター」(福岡県糸島市)を見学させてもらいました。
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センターの外観。
イノシシの肉は「山鯨(やまくじら)」とも呼ばれます。

ここでは、Wild meǽt Zooの理事でもある「糸島ジビエ研究所」代表の西村さんに捕獲から加工までのレクチャーを受けました。
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熱心に説明する西村さん。

技術的な話だけではなく、「自然から命を頂く」という想いがひしひしと伝わってきました。



6月5日午前。
この日は実際にライオンとトラに初めて与える日です。
低温殺菌処理*を施し、感染症のリスクを少なくするために頭部と内臓は除去した糸島産のイノシシを用意しました。
*低温殺菌処理とは低温での加熱殺菌のことで、ウイルスなどの感染症を予防し、肉質の変化や毛の抜け落ちが少なくなります。

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約4kgのイノシシ。

小型のイノシシは食肉には不向きで、あまり利用されていません。
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事前の説明を行う、Wild meǽt Zooの代表でもある科学コミュニケーターの大渕さん。

獣害問題と動物園の動物福祉を来園者と一緒に考えるために必要な説明です。




気になる動物たちの反応は・・・
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雄ライオンのあさひ。
毛皮に苦戦?したようでしたが、上手に前足で押さえて引きちぎる様子が観察されました。


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雌ライオンのリラ。
咥えて走ったり、爪を立てて引っ張ったり、興奮しっぱなしのご様子。


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雌トラのホワイティ。
奥歯を使って骨までバキッ!と。リラックスした様子で、黙々と食べ進めていました。


3頭とも夕方にはほとんど完食し、普段の餌では見られない行動やじっくり時間をかけて食べる様子が観察されました。

さらに、九州大学の御田先生と九州大学の大学院生の方々のご協力のもと、この給餌の様子をご見学された方を対象にアンケート調査を行いました。
アンケートには授業の一環で訪れた専門学校の方々にご協力頂きました。

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アンケート調査の結果を眺める大学院生の方々。
おおむね好意的に受け止めていただけたようです。


今回の経験を踏まえて、今後も獣害駆除された動物たちを有効に活用し、動物園の動物たちのよりよい生活を考えていきます。
また、皆さんにこういった取り組みを積極的にお伝えし、一緒に動物と人の関係を考えていきたいと思います。


今回のブログはいかがでしたか?
動物園では様々な機関や人々と協力しながら、動物園の内外の課題に積極的に取り組んでいきます。
Wild meǽt Zooの活動もそのうちの一つです。
動物園には様々な機関や人々が繋がる場として、まだまだ秘められた可能性がありそうですね!
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当日集まったWild meǽt Zooのメンバーたち。

ライオン班 ばん



・Wild meǽt Zoo フェイスブック
https://www.facebook.com/Wild-me%C7%BDt-Zoo-235443356997744/

・九州大学決断科学プロクラム ホームページ
http://ketsudan.kyushu-u.ac.jp/
・九州大学決断科学プロクラム Facebook
https://ja-jp.facebook.com/ketsudankagaku?fref=ts

・糸島ジビエ研究所 ホームページ
http://gibierlab.jp/about/
・糸島ジビエ研究所 Facebook
https://www.facebook.com/gibierlab/

・科学コミュニケータ― 大渕希郷さん ホームページ
http://www.sky.sannet.ne.jp/masato-oh/


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# by omutazoo | 2018-06-10 14:37 | 取り組み
先日、福岡県立三池工業高校の電気科3年生10名が、動物園を見学に来てくれました!
三池工業高校といえば・・・。
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現在ラマたちに使っている、この自動給餌器を製作してくれた高校です!


※自動給餌器とは・・・?
 タイマー式で可動し、設定した時間になったら自動でエサが動物に与えられる機械のこと。
 飼育員がいない時間帯である、夜間や早朝にも給餌を行うことができる。
 エサが出てくるタイミングを、動物たちが予測できないようにすることで、
 いつエサが出てくるのかをドキドキワクワクしながら待っていてもらえるようにできる可能性がある。


3年生が毎年行う課題研究という授業の中で、この自動給餌器を製作してもらいました。
今年もこの課題研究の中で、動物園で活動を行ってもらうことが決定しました!
しかし!
今回は自動給餌器ではなく、生徒たち自身になにを作るか考えてもらいます!
その事前準備として、エンリッチメントの説明などを行いながら、
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園内を案内させてもらいました!
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高校生ぐらいの年代は、なかなか動物園に来る機会がありません。
今回見学しにきてくれた生徒たちも、幼稚園、小学校の遠足以来の動物園だという声も多かったです。
もちろん、自動給餌器などを作ってもらうことは動物にとってもよいことですが、
なかなか動物園に来ることがない年代に対して、動物園の役割や取り組みをお話できる機会を
もうけられることも、とっても貴重なことです。
動物園にとっては、高校生たちに動物園のことをお話できる機会が増えますし、
工業系の技術が加わることでエンリッチメントの幅も広がります。
高校にとっては、自分たちの能力や勉強していることが社会にとってどんな風に役に立つのか、
就職前の社会勉強にもなります。
今後は、高校生たちが授業内で話し合って何を作るのかを決定していきます。
決まり次第、またこのブログやFacebookで紹介したいと思います!
おたのしみに!

三池工業高校卒業生 おの

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# by omutazoo | 2018-06-07 13:30 | 取り組み
みなさん、こんにちは。
企画広報担当のとみさわです。
今日のブログはお写真がたくさん!
どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

昨日、大牟田市動物園では
「どうぶつ×飼育員アワード2018スペシャルガイド」を
行いました。
これは、エントランスに飾られているパネルと展示場内での
取り組みをご覧いただいた上で、お客様にご投票をいただく、
という先月まで行われていたイベントの結果、上位に入賞した
グループが、この日だけのスペシャルガイドを行うというものです。
投票の結果、次の 3組が入賞を果たしました。

1位 のだ×モルモット
2位 かわの×キリン
3位 むらくき×ツキノワグマ


最初にガイドを行ったのは「かわの×キリン」組。
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さあ、ガイドのはじまりです。
フィーダーという餌の入れ物についてのお話でした。

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なにか管のようなものを持っていますね。
これは、この中にペレットを入れて、食べてもらうための入れ物です。
こうした入れ物をフィーダーと呼びます。
本来キリンは舌を使って食べ物を取るのですが、その行動を引き出すことを
目的に作られています。

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お客様にもお手伝いをいただいて、先程のフィーダーに餌を入れていきます。

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たくさんのお友達が一緒に入れてくれました。

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入れ終わったら、展示場にセットして、どうやってキリンが
餌を取り出して食べるのかをみんなで一緒に観察しました。

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上手に舌を使って穴から餌を取り出すプリン。

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最後には、食べこぼした分まできれいに食べるプリンなのでした。


2番目にガイドを行ったのは、今回栄えある第 1位に輝いた
「のだ×モルモット」組です。
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スペシャルガイドは、モルモットのおうちの中の様々な工夫についてでした。

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チモシーという干し草をこんなふうにネットで巻いて、
おうちの中に置いています。

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これはガチャガチャのカプセルを使ったフィーダー。
穴が空いていて、揺らすと餌が出てくるようになっています。

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木の枝を組んで作られた、その名も「木の枝ハウス」。
モルモットはお昼寝の時に枝に寄りかかるなどして使います。

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こんな台も、上に乗ったり、下でお休みしたり、大活躍!

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おうちの中の床にも工夫があります。
右側の手前はコンクリートの床、奥には乾草が敷いてあります。
そして左側は砂が入っています。
モルモットが自分の好きなところで過ごせるようになっています。

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最後にはモルロードをお客様にご覧頂きました。
大牟田市動物園のモルモットは橋を渡って出勤/帰宅を行います。
この橋のことをモルロードと呼んでいます。
当園では、出勤をするかしないかはモルモットが決めます。
そのため、中には一度も出勤したことのないニートな個体もいるんですよ。
モルロードの動画はこちらからご覧頂けます。


最後にスペシャルガイドを行ったのは、「むらくき×ツキノワグマ」組。
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スペシャルガイドが始まりました。
ツキノワグマの生態や展示場内での取り組みについてのお話でした。

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ツキノワグマの春夏秋冬それぞれの次期の生活についてご紹介。

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展示場の中でツキノワグマの行動の多様性をどのように引き出しているのか、
その取り組みについてもご紹介。

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キリンのスペシャルガイド同様、ツキノワグマの展示場でも
様々なフィーダーが使われています。
実際にフィーダーの中に餌を入れて、展示場内に設置しました。

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展示場内にセットされたフィーダーやお肉をどうやって
ツッキー(ツキノワグマ)が食べるのかをみんなで観察します。

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高い木の梯子の上まで登って行って餌を食べるツッキー。



スペシャルガイド報告、いかがだったでしょうか。
この日にしか見れない、聞けないものが多いため、
スペシャルガイドは本当におすすめです。
また来年もやりたいと思いますので、是非スペシャルガイドの日には
大牟田市動物園にお越しくださいませ。
みなさまのお越しをお待ち申し上げております。


広報担当 とみさわ

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# by omutazoo | 2018-06-03 13:30