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実録!現役モル相関図

みなさん、こんにちは。
今回のブログでは、これまで明かされてこなかった(※特に、明かさなかった理由はありません)当園の現役モルモットたちの相関図を、ご紹介致します。

現在当園で暮らすモルモットのうち、現役モルモット(5歳未満。イベントに参加をする可能性があるモルモット)は、55頭。
※ちなみに5歳以上のモルモットたちは、老モルハウスと呼ばれる別の場所で、出勤もなく、リタイア生活をゆったりと過ごします。

当園ではなるべく繁殖を重ね、モルモットの個体数を維持するようにしております。
新規導入個体と書かれている個体は、他の場所から引越をしてきたモルモットたちです。
また、親が「?」となっているものは、お母さんが引越をしてきた際、赤ちゃんがお腹の中にいた状態だったものです(父親不明)。

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こうした相関図を作るのは、それぞれの遺伝学的関係を明らかにするため、そして将来の繁殖を考えるためです。
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このようなものを、毎年更新しています。

しかし、これが一筋縄にはいきません。
なぜなら、お父さんになるモルモットの数が、限られているからです。

メスのモルモットと去勢をしたオスのモルモットは、一緒に暮らすことができます。
しかし、お父さんになることができるオスのモルモット同士が一緒に暮らすと、喧嘩をして、大怪我や死亡に至る可能性あるため、それぞれ個室でひとり暮らしをしてもらっています。
当園のスペースには限りがあるため、個室をたくさん作ることができません。
そのため、お父さんになることができるモルモットの数を制限した状況で、生まれた子どもたち、あるいはその孫の代までの繁殖の可能性も含めて、繁殖計画を考えねばなりません。
言葉で言うのは簡単なのですが、実はこれが至難の業です。
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同時に考慮しなければいけないことが多く、このような状態が続きます。


さらには、汗と涙の結晶(?)である繁殖計画の通りに、繁殖が進むわけではありません。
生まれてくる赤ちゃんの数が少なかったり、妊娠しなかったりする場合もあります。

モルモットたちの福祉を考える上で、個体数の管理は非常に初歩的なことですが、同時に、一頭一頭に適切な環境を整える上で、非常に重要なことでもあります。
これからもモルモットたちにとって、より良い生活環境を構築していくために、多方面からできることをひとつひとつ積み重ねていきたいと思います。


モルモット担当 のだ
企画広報担当(専門:個体群管理) とみさわ

# by omutazoo | 2022-10-01 09:00 | 動物
みなさん、こんにちは。
広報担当の とみさわ です。
もうすぐ9月が終わろうとしている昨今、私はとても焦っていました。
実は、こんな動画を以前公開していたのです。


この動画の中で「次のプロジェクトは、9月中に開始する予定です」と明言しています。
それなのに、なんということでしょう、気が付けば9月も月末に。あああああ。
焦るあまり、「なぜ 9月は31日がないのか」と悶々と考え込んだり、ナマケモノに相談をしに行ったりしました(雑念が増えるばかり)。
なぜなら、次期プロジェクトは、これまでとはちょっと違うものだからです。

当園では、モルモットたちに協力をしてもらって、2週間に一度、全頭の体重測定を実施しています。
当園には何十頭もの個体がいるため、全頭の測定が終わるまでに結構な時間がかかります。
体重測定にかける時間を減らすことができれば、体重測定の頻度を増やすことができ、より細やかな健康管理を行うことができます。
また、動物たちのためにもっといろいろな取り組みを行えるようになります。
そのため、体重測定の自動化ができないかと考えました。

というわけで、大変前振りが長くなりましたが、今回新たに始める応援募金プロジェクトは、こちらです。

「モルモットの体重測定自動化プロジェクト」

プロジェクトの内容を簡単にご説明します。
体重測定の台に、自動扉とカメラを設置します。
カメラによって、個体識別を行い、自動給餌器で体重計の上にニンジンが置かれ、扉が自動で開閉します(モルモットが扉に挟まれて怪我をすることのないよう、扉にはセンサがついています)。そして、体重測定を自動で行い、体重の記録をデータベースに自動保存します。
つまり、現在飼育員がやっていることを、飼育員がいない状態でもできるようにしようというプロジェクトなのです。

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将来的には、体重測定に加え、体温測定(皮膚の温度)心拍、血流、酸素飽和度等も測定できたらと考えています。

もちろん、このプロジェクトは、私たちだけでできるわけではありません。
筑紫デバイセズの荻野 弘晃さんが、自動扉と体重測定の台の作成のご協力をしてくださいます。
また、九州大学大学院工学研究院・先端医療デバイス研究室の野上 大史さんが、プロジェクトのアドバイザーをしてくださっております。
こうした共同研究開発を募金で行うのは、今回が初めてのことです。

最先端技術と動物福祉のコラボレーションがどうなるのか、どうぞお楽しみに!

動物園応援募金への募金方法は、以下の通りです。
1. オンラインでのカード決済(一度だけの募金と、サブスクが選択できます)
2. 開園中に正門の募金箱を利用する

みなさまのご支援ご協力を、何卒よろしくお願い致します。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。


広報担当 とみさわ

# by omutazoo | 2022-09-30 16:18 | 取り組み

大牟田市動物園のスタッフが、日々のさまざまなことをお伝えします!


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