あれから2年…

4月14日で熊本地震から2年。
そして、ユキヒョウの「スピカ」が一時避難という形で大牟田市動物園に来て、
4月23日で2年になります。


ライオンの「サン」(九州自然動物公園アフリカンサファリへ避難)
アムールトラの「チャチャ」(到津の森公園へ避難)
ウンピョウの「ジュール」「イーナ」(福岡市動物園に避難)
と一緒にトラックに乗って大牟田まで来ました。
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(↑当園の寝室に入ってすぐの様子)
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(↑当園に来て2日目の様子)

熊本市動植物園の全面開園にはもう少し時間がかかりそうですが
いつ帰ることになっても良いように、1か月前からある練習を始めました。

それは…

輸送箱に繫がる通路をスムーズに移動してもらう練習です!
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↑避難時、輸送箱からこの通路を通って寝室に入りました。

初めは警戒して、ほんのわずかな音にも反応して離れてしまっていましたが、今では輸送箱に繫がる扉の前までスムーズに移動してもらえるようになりました。
今後、扉の前に輸送箱を設置し、輸送箱内に入る練習も行っていく予定です。
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輸送箱に入ること、入った状態での移動は、動物に負担がかかってしまいます。
スムーズな移動を可能にすることで、できるだけスピカにかかる負担を軽減し熊本の皆さんの所に元気に帰って行ってほしいと思っています。

頑張ろうね!スピカ!


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1日でも早い熊本の復旧復興、熊本市動植物園の全面開園を大牟田からお祈りしています。


ライオン班:さいとう

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# by omutazoo | 2018-04-15 13:39 | 動物 | Trackback | Comments(0)
レッサーパンダの屋内展示室には、木を垂直に登るという身体能力を発揮できる機会を提供する、利用できる空間をより多く提供するという目的で手作りのボルダリングを設置しています。

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無造作に並べられた角材でも上手にバランスを取り、爪をひっかけ、約2mの壁もあっという間に登っていきます。
また、12㎜という薄さの板でさえ、爪を引っかけ登ることができます。

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しかし、何度も使っているうちにレッサーパンダたちは登りやすいルートを覚え、すぐに慣れてしまい、同じところばかりを使うようになります。
そうならないために、角材の角度や場所を変えられるような作りにしています。

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そして…
毎日レッサーパンダのボルダリングを見ている中で、ふと思いました。
『あれ、そういえばボルダリングやったことない…』
レッサーパンダの高い身体能力に感心していながらも、その難しさを体験したことがありませんでした。

そこで、当園のライオン班の伴飼育員と大牟田市柿園町一丁目にあるボルダリングジム『ロックパーティー』に行ってきました!
初めに20分ほどのレクチャーをしていただき、その後各々自由に登りました。

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実際に登ってみて、体力・筋力・バランス感覚だけでなく、とても頭を使うスポーツだと感じました。
レッサーパンダにとっても、木を登るときのように「ここから登って、次はここに手をかけて、その次は…」といったように、頭の運動になっているのかも?
2時間という短い時間でしたが、終わった後にはプルプルと手足が震えてしまうほどです。
そんなことを感じさせず、涼しい顔で登っていくレッサーパンダの身体能力の高さを改めて感じた一日でした。
9:30~10:00頃と11:30~12:00頃がボルダリングをしている姿を見られるチャンスです。
(必ず見られるわけではありません)
みなさんもレッサーパンダのすごさを感じに来てください。


レッサーパンダ担当 かわの

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# by omutazoo | 2018-04-07 14:12 | 動物 | Trackback | Comments(0)

動物たちの日向ぼっこ

桜も咲いて、暖かくなってきましたね。
動物たちも日向ぼっこをしている姿がよく見られるようになりました。
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一羽で日向ぼっこをしているバードケージの鳥たち。
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二頭一緒に日向ぼっこをしているフサオマキザル。
そして、冬の間このような水の入った容器の中で冬眠していたカメたち。
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カメは、環境に合わせて体温が変わる変温動物です。
水の中では温度変化が少ないので、寒い冬は活動せずに水中で過ごします。
今は、冬眠から目覚め、日中は陸場に集まっています。
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いろんな動物たちの日向ぼっこをしている姿をぜひ見に来てください!

担当:のだ(り)

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# by omutazoo | 2018-03-30 17:40 | 動物 | Trackback | Comments(0)

キリン研究会のその後

今回は2月25日のブログでご紹介したキリン研究会のその後についてのお話です。
キリン研究会終了後、出た意見を参考に、これまでに3つのフィーダー(動物に合わせて工夫した餌を入れる容器)を改良しました。
まず最初はこちらのフィーダー
「キリンの舌でコロコロマシン」
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このフィーダーは、箱の中にある筒を舌を使って回すと餌が出てくるという仕組みです。
さらに、箱の前面は透明の板を使っているので、キリンが上手に舌を使う様子を観察できます。
”舌で筒を回して餌を出す”というタイプのフィーダーはこれまで作ったことがなかったので、上手く使えるか心配でした。
…が、雌キリンのプリンはその日のうちに使い方を理解していました!
しかし、使用後に中の筒を取り出せず、洗いづらいという問題が出てきました。
そこで横の板を開閉できるようにし、中の筒を取り出して洗えるように改善しました。
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フィーダーは餌を入れる容器なので衛生面も考えて作る必要があります。
続いてこちらのフィーダー
「見えるおやつ箱」
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これも前面が透明の板になっている箱型のフィーダーで、キリンが上手に舌を使う様子を観察できるというものですが、最大の特徴はその大きさ!!
幅が120cm、高さが60cm、奥行きが40cmもあり、これまで作ってきたフィーダーの中では最大です。
そのため、ペレットだけではなく、細かい枝葉も入れることができるというところがポイントです。
しかし、大きすぎてキリンの舌が届かないところがあったため、奥行きを10cm小さくしました。
そして、雨が降った時にフィーダー内に雨水が溜まることが考えられたため、底面に水抜き用の穴を開けました。
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最後はこちらのフィーダー
「シーソー給餌器」
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このフィーダーはシーソーのように左右に傾き、端から餌が出てくるというものです。
しかし、左右の受けに出てきたペレットはそのまま全部地面に落ちてしまいました。
そこで、構造を次の写真のように変えました。
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こちらもこれまでに無かったタイプのフィーダーですが、少し苦戦しながらもフィーダー内の餌を全て食べきっています。

キリンは高いところにあったり、トゲが生えていたりする植物を舌を使って上手に食べていきます。
そのような本来のキリンの食べ方を引き出せるようにフィーダーを使用することで、舌を使って食べる機会を提供しています。
そして、フィーダーの使い方に慣れすぎないように、いろいろなフィーダーを作製し、変化を加えています。
また、どれだけ効果があったのかを検証し、キリンに効果的なフィーダーを探っています。
今後もフィーダー改良の様子、新しく作製したもの、検証結果など、フェイスブックやブログ等でご紹介していきます。
お楽しみに!

キリン担当 かわの

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# by omutazoo | 2018-03-21 14:10 | 取り組み | Trackback | Comments(0)
こんにちは!
ユキヒョウを担当しているライオン班のばんです。

今回はユキヒョウシンポジウム2018「野生からの出張セミナー」に参加したお話です。

このシンポジウムは、絶滅の危機に瀕しているユキヒョウについて、野生の状況や様々な研究などを紹介し、ユキヒョウの未来を考えるシンポジウムです。
https://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/cetbio/ja/events/2018-03-10-snow-leopard.html

京都大学野生動物研究センターが主催となり、3月10日に開催地でもある共催の神戸市立王子動物園で開催されました。

京都大学野生動物研究センターのホームページ
http://www.kobe-ojizoo.jp/

神戸市立王子動物園のホームページ
https://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/index.html

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神戸市立王子動物園のユキヒョウ、ユッコ。


私は「ユキヒョウのハズバンダリートレーニング ~動物園で元気に暮らすために~」というタイトルで発表しました。
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キルギス共和国の方たちのために、英語を併記しています(かっこよく見えますね!)。

大牟田市動物園で現在暮らしているユキヒョウのスピカは、熊本地震によって被害を受けた熊本市動植物園から避難してきました。
元気に熊本に帰っていけるように、ハズバンダリートレーニング(心身ともに健康に暮らせるようにするために、動物に協力してもらいながら行うトレーニング)を取り入れた成果をご紹介しました。

研究者の方々からは、ユキヒョウにまつわる民俗学や糞を使った最新の研究、当園との共同研究など、いずれも興味深く、保全や飼育にも役立つような研究が紹介されました。
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当園での共同研究の様子。研究成果はいずれ紹介しますね!


キルギス共和国で保全活動を行っているKoustubh Sharuma氏と Kubanychbek Jumabai uulu氏の両氏のお話もありました。
その中で、
「ユキヒョウは中央アジアの12ヵ国にまたがって分布しています。これらの国々は政治的にはあまり友好的ではないこともあるが、ユキヒョウを守るために、手を取り合っている。ユキヒョウの持つ大使としての力を感じている。」
とのお話がとても印象的でした。

当園のユキヒョウ(スピカ)は意図せずにやってきましたが、こうやってたくさんの方々を繋いでくれました。
ユキヒョウの持つ大使としての力を感じずにはいられません。
また、ユキヒョウに限らず、動物園で暮らすすべての動物たちも野生からの大使です。
彼らの大使としの役目が果たせるように、私たち飼育員も努力を重ねていこうと改めて胸に誓いました。
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当園で暮らしているユキヒョウのスピカ。動物園の動物はすべて野生からの大使です。

おまけ:シンポジウムで発表された一部の若手研究者は、翌日の飛行機でキルギス共和国へと調査に向かいました。
タフな研究者のおかげでユキヒョウのことがまた一つ明らかになる(=守ることにも繋がる)かもしれませんね!


ライオン班
ばん

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# by omutazoo | 2018-03-19 13:53 | 取り組み | Trackback | Comments(0)

動物園のスタッフ達の日常をあれやこれや、、、


by omutazoo