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10月に入り、お昼でも肌寒い日が多くなってきましたね。
皆様、お風邪など召されませぬよう、暖かくしてお過ごし下さい。

動物たちのお部屋にも、落ち葉が入ったり、今までよりワラが厚く敷いてあったりと、少しずつ秋仕様に変わってきています。

さて、今回のブログでは、ご報告が遅くなってしまいましたが、ライオンが使用する場所が広くなったことをお伝えしたいと思います。

5月末にトラが亡くなったため(詳細はこちらをご覧ください)、ライオン舎と併設している旧トラ舎を、ライオンたちに使用してもらうことにしました。

旧トラ舎を使えるようになったことには、2つのメリットがあります。
1つ目は、場所が広くなったことです。

当園には、オスライオンのあさひと、メスライオンのリラの2頭がいます。
トラを飼育していた時は、1頭がライオン展示場+寝室1部屋(黄色部分)、もう1頭が中央展示場+寝室1部屋(緑色部分)を、日替わりで使用していました。
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現在は、ライオン展示場+寝室2部屋(黄色部分)、中央展示場+旧トラ舎展示場+寝室2部屋(緑色部分)となり、以前に比べ、とても広くなりました。
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(寝室でくつろぐリラ)

2つ目は、夜間も展示場に出ることができるようになったことです。
中央展示場には屋根が無いため、安全面を考慮し、夜間は使用していません。
そのため夜間は、どちらかを寝室に収容し、もう1頭が寝室一部屋と展示場を自由に出入りできるようにしていました。
旧トラ舎を使用できるようになったことから、2頭とも展示場と寝室二部屋を使用できるようになり、夜間も屋外屋内を行き来して、好きな場所で過ごせるようになりました。

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(あさひも寝室でくつろぐ様子が見られました)


最初は、初めての場所に戸惑い、全く旧トラ舎側に入らなかった2頭でしたが、徐々に慣れて、今では旧トラ舎側で多くの時間を過ごすこともあります。
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(初めてリラが旧トラ舎の展示場に出た日の様子)

使用し始めて数日後、横倒しにしている丸太をよく見てみると皮が剝がれていました。
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写真では少しわかりにくいかもしれませんが、丸太の表面がツルツルになっています。
直接は見たことがありませんが、爪とぎをしたり、皮を口でくわえて、はぎ取ったりしたようです。

今後も展示場を、ライオンたちに合わせた環境に少しずつしていこうと思います。


ライオン担当:こが

# by omutazoo | 2022-10-17 09:06 | 動物

ケヅメリクガメのうんち

※このブログには、排泄物のお写真が含まれます。予めご了承ください。


皆さん、こんにちは。

10月に入りましたが、まだまだ残暑が残っていますね。


当園では、ケヅメリクガメを3頭飼育しています。

オス同士で飼育をすると喧嘩になり、大けがをする場合があるため、別々の場所で過ごしてもらっています。

各個体の名前や特徴、暮らしている場所をご紹介します。


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一番体が大きい「いちろー」:園内一番奥のカピバラ展示場


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二番目に体が大きい「こう」:バードケージ前展示場


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一番体が小さい「うー」:フラミンゴ横展示場


今回は、ケヅメリクガメのうんちについて、お話をしようと思います。

リクガメのうんちをご覧になることは、あまりないのではと思いますが、このような形をしています。

ケヅメリクガメのうんち_c0290504_15563456.jpg


なかなかに、大きいです。先ほどの写真とは異なりますが、「こう」と比べてみると、その長さが「こう」の片足の幅ぐらいあることが、お分かり頂けるかと思います。

ケヅメリクガメのうんち_c0290504_15562084.jpg



また、うんちをよく観察すると、どんなものを食べているのかも、分かります。この写真では赤丸の部分に園内から採集してきた牧草、そして少し分かりづらいかもしれませんが、青丸の部分に落ち葉が見えます。

ケヅメリクガメのうんち_c0290504_15561238.jpg

うんちを観察すると、色々な発見があり面白いなぁと改めて思いました



トリ担当:もとひろ


# by omutazoo | 2022-10-04 11:10

大牟田市動物園のスタッフが、日々のさまざまなことをお伝えします!


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